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第2章 調査結果の概略
養鹿と野生シカの年間流通状況(食肉)
◆◆ ニュージーランド(以下本文ではNZ)の概要 ◆◆ 1 国土
NZの国土は日本の約3/4で、本州と九州を合わせた面積にほぼ一致する。
2 地理 NZは、南緯34~47度、東経167~178度に位置し、日本と同様地震帯の上にある島国。 3 気候 四季の変化が日本同様にあるが寒暖の差は日本より少ない。年間平均気温は、北島15℃、南島10℃で、南島でも冬期間平地に雪が積もることはほとんどない。 <参考> 4 人口等 人口(単位:万人)
*人口の1/3がオークランドに集中しており、北島の人口密度が高くなっている。 主にDOC (Department
of Conservation(自然保護省))での調査概要 1 生息状況 ・ NZには元来陸生哺乳類はコウモリが2種生息していただけで、現在生息している他の哺乳類は全て移入種である。 ・ シカ類は1800年代から1920年にかけて狩猟のために、スコットランドからアカシカ250頭を移入したのが最初である。 ・ その後シカ類は7種類移入され、その他ポッサムなどの哺乳類も移入された。 ・ 1930年代より農業被害が顕在化したことから、政府は移入動物による各種被害に対応するため数種類の法律を策定して対策を講じ、その後1950年代半ばからヘリコプターを使用した銃猟や人参に毒を混ぜた毒殺などの方法により、年間4万頭から6万頭の捕獲を実施した。 商業ハンティングも盛んで1985年頃まで食肉としてドイツを中心に輸出しており、捕獲のピークは1972年で13万3000頭に達している。 ・ ヨーロッパの需要に対応するため、野生の捕獲と並行して、1960年代から養鹿が始まり、1969年には養鹿に関する様々な法制度が整備されていった。 ・ 野生のシカはその後増加傾向にあり、現在は全土で25万頭が生息しており、その生息域は山岳地帯が多く、約8割がアカシカである。(分布状況次ページ) 2 現在の野生ジカの管理 ・ NZに狩猟に関する規制はなく、シカ類については通年捕獲が可能である。 ・ 狩猟免許などの資格制度もなく、土地の所有者の了解のもと、誰でも捕獲することができる。 ・ 狩猟は各地で盛んに行われており、国外から訪れる者も多く、産業の一つにもなっている。 ・ シカ類は移入種であるが、観光収入をもたらすことなど、資源としての価値もあるため、完全に排除する方向ではなく、自然保護団体、シカ農場、販売者、レクリエーションハンター、DOCなどの協議により管理している。 <シカの保護管理の考え方>
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